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制作関連のトラブルシューティング

Takanobu INAFUKU edited this page Jul 7, 2021 · 6 revisions

Processing

カメラ入力やマイク入力を使ったsketchが動作しない(macOS)

最近のバージョンのmacOSでは、セキュリティの関係でカメラ入力やマイク入力をアプリケ―ションから扱う場合、適切な権限が設定されていないと動作しないようになっています。

2021年7月現在の最新版のProcessing (v3.5.4) でもこの問題は解決していないようなので(次期バージョンの4系では解決する予定とのこと)、これらを利用したsketchを意図したように動かす場合は事前にいくつか手順を踏む必要があります。

  • まずはじめに、システム環境設定から次の項目を確認します。
    • システム環境設定→セキュリティとプライバシー→「プライバシー」タブを選択
    • 「カメラ」「マイク」の項目をそれぞれ選択した際にProcessingがアクセス許可リストの中に含まれているか

許可リストにProcessingが見当たらない場合は、ここに追加する必要があります。 方法はいくつかあるようですが、おそらくもっとも簡単なのは、下記の手順です。

  • ApplicationsディレクトリにあるProcessing.appを右クリックし、コンテキストメニューから「パッケージの内容を表示」選択して、.app以下のディレクトリを開きます
  • Contents → MacOS の下にある「Processing」をダブルクリックして「ターミナル」経由でProcessingのIDEを開きます。
  • マイク入力もしくはカメラ入力を利用しているsketch(processing.sound.*もしくはprocessing.video.*をインポートしているものなど)を実行します。
  • マイク、もしくはカメラへのアクセス許可を求められるので、許可します。
  • 前述のシステム環境設定内の項目でProcessingがチェック済の状態になっていればOKです。場合によってはコンピューターの再起動などが必要です。

参照 : https://github.com/processing/processing-sound/issues/51

描画モードにP3Dを指定したsketchが動作しない(macOS)

最近のバージョンのmacOSで動作している3Dグラフィックス用ドライバが、Processingに組み込まれているJava向けの3Dグラフィックスライブラリから利用できるバージョンと異なっている関係で、描画が出来ない場合があるようです。

こちらも次期バージョンでは解決する予定とのことですが、2021年7月現在の最新版のProcessing (v3.5.4) ではまだ未解決のようです。

描画モードにP3Dを指定することが必須な場合は、下記の手順でProcessingに組み込まれている該当のライブラリをより新しいバージョンのもので置き換える必要があります。

参照 : https://github.com/processing/processing/issues/5676

SuperCollider

サーバーの起動に失敗する(Windows 10)

Windows版のSuperColliderで、サーバーの起動時に

Exception in World_New: boost::interprocess::intermodule_singleton initialization failed

というようなエラーがポストされ、起動に失敗してしまう場合があります。

OS自体の利用状況によって異なるようなのですが、アプリケーションログ・システムログへの読み書きをするためにSuperColliderの内部で使われているライブラリが共有メモリのアロケーションに失敗することが原因のようです。

その場合は一度SuperColliderを終了し、下記の手順を実行してから起動し直します。

  • 「イベントビューワー」を開き、アプリケーションログとシステムログを削除します。
  • 管理者権限でPowerShellを起動し、次のコマンドを実行します。
    write-eventlog -logname System -source 'EventLog' -EventID 6005 -EntryType Information -Category 0 -message "foobar"
    

参照 : https://github.com/supercollider/supercollider/issues/2409

p5.js

openFrameworks

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