ROS 2 衛星位置取得公開パッケージ

パッケージ概要

N2YO.comのAPIを利用して、5秒毎に指定された衛星の現在位置データを取得し、トピックにパブリッシュするROS2のパッケージです。

ノード概要

fetch_position

• N2YO.comのAPIを利用して、5秒毎に指定された衛星の現在位置を取得します。
  • 衛星の位置情報は緯度、経度、高度の3つで表されます。
• 取得した3つのデータをそれぞれFloat32型でトピックにパブリッシュします。

公開されるトピック

• 公開されるトピックは以下の３つです。
  • satellite_latitude
    • 衛星の地球上の緯度
  • satellite_longitude
    • 衛星の地球上の経度
  • satellite_altitude
    • 衛星の高度（単位はkm）

動作環境

このパッケージは以下の環境で動作が確認済みです。

• Ubuntu 22.04 LTS
• ROS2 humble

依存関係

このパッケージを動かすために必要なライブラリ：

• requests: HTTPリクエストを処理するために必要です。
  インストール方法：

$ pip install requests

セットアップ

APIキーの取得と設定

• N2YO.comでアカウントを作成し、APIキーを取得します。
• 環境変数を設定：

$ echo "export N2YO_API_KEY='取得したAPIキー'" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc

NORAD IDの設定

• fetch_position.pyの18行目で追跡したい衛星のNORAD IDを指定してください。
  • デフォルトは国際宇宙ステーションのID25544です。
• 以下はNORAD IDの一例です。

Satellite Name	ID
H-II Transfer Vehicle-2	37838
Hayabusa-2	39239
GOSAT Ibuki	40025
Kounotori-5	40930
Himawari-9	41897

使用方法

ノードの起動とデータの確認

• fetch_positionの実行

$ ros2 run satellite_position fetch_position

• データの確認
  別々の端末で以下を実行し、トピックのデータを表示します。

緯度：

$ ros2 topic echo satellite_latitude

経度：

$ ros2 topic echo satellite_longitude

高度：

$ ros2 topic echo satellite_altitude

出力例

緯度：

$ ros2 topic echo satellite_latitude
data: 6.521239757537842
---
data: 6.7754950523376465
---

経度：

$ ros2 topic echo satellite_longitude
data: 101.80941009521484
---
data: 101.99283599853516
---

高度：

$ ros2 topic echo satellite_altitude
data: 410.94000244140625
---
data: 410.9200134277344
---

テスト用コード

• receive_position.py
• test.launch.py

ライセンス

• このリポジトリは3条項BSDライセンスの下で公開されています。
• 詳細はLICENSEを確認してください。

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