v2.6.0
- v2.6.0 - 2021/07/19
- リリース概要
- TVRemotePlus はこれで最後のメジャーアップデートになります
- 不具合修正のマイナーアップデートはあるかもしれませんが、基本的には v2.6.0 にて更新終了ということになります
- 多くのフィードバックを頂いたおかげでより良いものにすることができ、また安定して動作するようになりました
- 今となっては技術的にも品質的にも拙いソフトですが、ここまで多くの方に使っていただいていて感慨深いです 本当にありがとうございました!
- 今後は後継ソフトの開発の方に注力していきます
- 不具合修正のマイナーアップデートはあるかもしれませんが、基本的には v2.6.0 にて更新終了ということになります
- 字幕の表示方式を大幅に変更し、iPhone・iPad で字幕が表示できるようになったほか、エンコードも安定するようになりました
- arib-subtitle-timedmetadater を使い、ARIB 字幕を ID3 メタデータストリームに変換して TS に重畳しています
- ARIB 字幕ストリーム (arib_caption) を HLS の仕様に含まれる ID3 メタデータストリームに変換することで、hls.js が使用できない iOS Safari でも ARIB 字幕を受信・描画できるようになりました
- ARIB 字幕ストリームをエンコーダー側でそのまま HLS にコピーする場合、なぜか一部の民放の番組で CM 区間に突入するとエンコード速度が極端に落ちて不安定になったり、エンコーダーが突如落ちたりといった原因不明の諸問題があったのですが、事前に ID3 メタデータストリームに変換するようになったため、この問題も副次的に解決しています
- これにより、ストリーム開始時の字幕のデフォルト設定が[字幕オン]に変更になりました
- 以前のバージョンからアップデートされる場合は現在のデフォルト設定が使われますが、現在では字幕を含めてエンコードする事による問題はほとんど起きなくなっているため、以前から導入されている場合でも[字幕オン]に変更することを推奨します
- 1ヶ月以上も arib-subtitle-timedmetadater を受信に挟むとドロップしブロックノイズが発生する問題に悪戦苦闘していましたが、様々なおつよい方々にご協力いただき、なんとか安定する状態に持っていく事ができました
- arib-subtitle-timedmetadater と字幕表示の新方式を開発してくださった monyone 氏、ならびにドロップ問題やエンコーダー側での不具合修正とデバッグをしていただいた rigaya 氏、TSTask 側の不具合修正など様々な面で支援していただいた xtne6f 氏に、この場をお借りして感謝いたします
- ストリーム開始から実際に映像が再生されるまでの待機時間がかなり短縮されました
- 環境にもよりますが、特にチャンネル切り替えが最大 3 秒程度速くなっているはずです
- QSVEncC・NVEncC・VCEEncC にエンコーダーの起動時間を短縮する機能を実装してくださった rigaya 氏に感謝いたします
- コメントフィルター機能を追加しました
- ニコニコで言うところの「NG機能」に相当するもので、コメントフィルターに登録したキーワードがコメントに含まれていた場合、表示しないようにできます
- 簡易的な実装ではありますが、これで不快なコメントを非表示にできるようになり、より見やすくなると思います
- コメントフィルターは個人設定から設定できます
- TVRemotePlus はこれで最後のメジャーアップデートになります
- その他の変更点
- NHK BS1 (jk101) の実況用コミュニティの公式化に対応
- 2021/07/12 に NHK BS1 の公式実況チャンネル (https://ch.nicovideo.jp/jk101) が開設された事に伴う対応です
- チバテレビ (jk12) の実況用コミュニティに対応
- 個人設定の各項目に説明を追加した
- 今までは項目名しか記載していませんでしたが、説明がないことであまり認知されていない機能があるようなので、環境設定同様に説明を追加してみました
- 一度読んでみて頂けると TVRemotePlus をより活用できるかもしれません
- エンコーダーに渡すコマンドを調整
- 最大ビットレートを指定するようにしたことでパーティクルなど動きが大きいシーンでビットレートを使いすぎるのを防止する効果が期待できるほか、ビットレート設定の見直し、音声多重放送での不具合修正などを行っています
- 以前のバージョンと比べてよりエンコードが安定しているはずです
- 字幕の縁取りの描画精度を改善
- より綺麗に縁取りされるようになっています
- aribb24.js のアップデートに伴う改善です
- エンコーダープロセスを終了するときに、他のプロセスを Kill してしまう可能性がある問題を修正
- Pull Request していただいた xtne6f 氏に感謝します
- ファイル再生ページの読み込み速度を改善・エラーページ周り、ファイルロック関連の改善と修正
- Pull Request していただいた xtne6f 氏に感謝します
- 秋田朝日放送・テレビユー山形の実況が取得できない問題を修正
- ご報告ありがとうございました
- asyncbuf.exe を追加
- arib-subtitle-timedmetadater とエンコーダーとの間に挟み、標準出力をバッファリングしてパケットロスを減らす目的で利用しています
- 元は xtne6f 氏版の EDCB に同梱されているものです
- TSTask を更新
- TSTask を xtne6f 氏と rigaya 氏による改良が行われたバージョン (https://github.com/tsukumijima/TSTask) へ差し替えました
- 以前のバージョンからアップデートされる場合は、現在の TSTask-tvrp.exe を bin/TSTask/ フォルダの 32bit/ ないしは 64bit/ フォルダの TSTask.exe で更新する必要があります
- ffmpeg・ffprobe を 4.4 に更新
- ffmpeg 4.2 以降では ARIB 字幕を HLS ストリームにコピーできない仕様上の制限があり、その影響で今までは 4.1 系に固定せざるを得ませんでした
- 字幕表示方式の変更に伴い、この制限を考慮する必要がなくなったため ffmpeg を更新できるようになりました
- QSVEncC を 5.05 に更新
- QSVEncC の 4 系 → 5 系 では大幅なリファクタリングが行われているため、もしかすると一部の環境ではうまくエンコードできない事があるかもしれません
- 私の環境 (Sandy Bridge) でもうまく動かなかったのですが、rigaya 氏へのフィードバックを重ね、現在では正常にエンコードできています
- 万が一お手元の環境で QSVEncC が動かないのであれば、私ではなく rigaya 氏の方にフィードバックして頂ければと思います
- QSVEncC の 4 系 → 5 系 では大幅なリファクタリングが行われているため、もしかすると一部の環境ではうまくエンコードできない事があるかもしれません
- NVEncC を 5.34 に更新
- VCEEncC を 6.12 に更新
- VCEEncC に限り、エンコードの安定性を優先してハードウェアデコーダーを使わないオプションに変更しました
- rigaya 氏いわく「VCE のハードウェアデコーダーはエラー耐性が低く、ちょっとしたパケットロスでもすぐフリーズしてしまいエンコードが止まる」「安定性を優先するのであればソフトウェアデコーダーの方が良い」のだそうです
- エンコードならともかくデコードはそこまで CPU を消費しませんし、見たいときにエラーで中々見れないよりかは良いという判断です
- VCEEncC に限り、エンコードの安定性を優先してハードウェアデコーダーを使わないオプションに変更しました
- 「デフォルト設定を使い 1 クリックでストリームを開始する」設定時に「スキャンしています…」というバルーンが表示されてしまう不具合を修正
- EDCB Material WebUI の URL が指定されていない時に発生する不具合を修正
- Stream1 と Stream10 が同時に終了されてしまうであろう不具合を修正
- DPlayer の不具合修正と更新
- その他、細部の改善と修正
- NHK BS1 (jk101) の実況用コミュニティの公式化に対応
- リリース概要
アーカイブは 64bit 版のみです。
下の Assets を開き、TVRemotePlus-2.6.0.7z または Source code (zip) からダウンロードしてください。
7z の方が早くダウンロードできますが、別途 7-zip・lhaplus などの解凍ソフトが必要です。
解凍したフォルダ内の install.bat をダブルクリックで実行し、インストールします。
アップデートの場合は同様に実行した後、[インストールするフォルダ] に TVRemotePlus のインストールフォルダを指定します。
アップデート後は一度ブラウザのキャッシュを削除し、さらに PC であれば Ctrl + Shift + R でキャッシュを完全に削除してからアクセスしてください。