オープンソースの将棋 GUI を C++ で作っています。 思考エンジンと通信するための USI プロトコルに対応しており、次の特徴があります。
- クロスプラットフォーム - Windows, Mac, Linux, WebAssembly
- 棋譜の解析モード、評価グラフ
- 複数の読み筋を表示(MultiPV対応)
- CSA形式棋譜の読込・保存(インターネット上の棋譜も読込可能)
- 多言語対応(日本語、英語)
ソースファイルをビルドして実行ファイルを作成するために、次のとおり開発環境を用意します。
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WebAssembly 版
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デスクトップ版 - Windows, macOS, Linux
- コンパイラ (gcc や clang など)
- Qt バージョン 6 for Desktop
将棋丸 WebAssembly 版には将棋思考エンジンを組み込んで作成します。
- 思考エンジンのビルド engines/YaneuraOu の maru ブランチで将棋思考エンジン(やねうら王)をコンパイルする。WebAssembly 向けに Makefile を適宜修正が必要。
$ cd engines/YaneuraOu/source/
$ make
- 将棋丸をビルド Emscripten 環境を有効にした上で次のコマンドを実行する。Emscripten のバージョンは Qt をビルドしたバージョンと合わせる必要あり( https://doc.qt.io/qt-6/wasm.html )。
$ qmake -spec wasm-emscripten CONFIG+=release
$ make
- qmake を実行してからビルド
$ qmake CONFIG+=release
$ make
(clang の場合)
$ qmake -spec linux-clang CONFIG+=release
$ make
Windowsの場合は build.bat も参考にしてビルドを実行してください。
将棋丸デスクトップ版を実行する際は、将棋思考エンジンを別途用意してください。
リリースされたソースコードは リリースページ でダウンロードできます。
- 将棋丸 WebAssembly 版
- 将棋丸(英語版) WebAssembly 版 ... 英語版と日本語版の WebAssembly 自体は同じものです
- 将棋丸の使い方を少しずつ書いています - 操作マニュアル
- Twitter @shogimaru