Skip to content
This repository has been archived by the owner on Oct 25, 2023. It is now read-only.

各種ダウンロード方法の解説

Hiroki Ishiguro edited this page May 21, 2021 · 24 revisions

はじめに

  • FreeRTOSというと、従来はリアルタイムOS処理のみを持っていたが、2018年以降Amazon Web Servicesが管理するようになって以降、IoT Librariesと呼ばれるAWS接続用のコードもディストリビューションに含まれるようになった
  • ここでは、便宜上IoT Libraries込みのFreeRTOSを "FreeRTOS(with IoT Libraries)"、従来のリアルタイムOS部分のみのものを"FreeRTOS(Kernel Only)"と呼称する
  • 当初、"FreeRTOS(with IoT Libraries)"は公式で"Amazon FreeRTOS"と呼称されていたが、"FreeRTOS"というブランド名に集約された
    • "Amazon FreeRTOS"という表記があった場合、それは"FreeRTOS(with IoT Libraries)"と読み替えて差し支えない

大枠

ダウンロード方法のリスト: インポート⇒ビルド⇒動作確認

  1. FreeRTOSコンソール からWebブラウザを用いてダウンロードする
  2. AWS FreeRTOS(with IoT Libraries) GitHub からgitクライアントを用いてダウンロードする
  3. ルネサス FreeRTOS(with IoT Libraries) GitHub からgitクライアントを用いてダウンロードする
  4. ルネサス FreeRTOS(with IoT Libraries) GitHubリリースタグ からe2 studioを用いてダウンロードする
  5. AWS FreeRTOS(Kernel Only) GitHub からgitクライアントを用いてダウンロードする
  6. ルネサス FreeRTOS(Kernel Only) GitHub からgitクライアントを用いてダウンロードする
  7. ルネサス FreeRTOS(Kernel Only) GitHubリリースタグ からe2 studioを用いてダウンロードする ★開発中★

それぞれのメリット・デメリット

No メリット デメリット
1 AWS認証取得済の状態、かつ、使用したいマイコンボードに関係のないファイルが削除されたクリーンな状態 特になし
2 最新状態である gitクライアントを使える必要がある
3 最新状態であり、AWS認証取得前のマイコンボード用プロジェクトも入手可能 gitクライアントを使える必要がある
4 リリース要件を満たす評価が完了しており、AWS認証取得前のマイコンボード用プロジェクトも入手可能 特になし
5 最新状態である gitクライアントを使える必要がある
6 最新状態であり、AWS認証取得前のマイコンボード用プロジェクトも入手可能 gitクライアントを使える必要がある
7 リリース要件を満たす評価が完了しており、AWS認証取得前のマイコンボード用プロジェクトも入手可能 特になし

推奨

上級者向けのオプション

  • 上記ダウンロード方法は、「AWSまたは、ルネサスが作成したプロジェクト」を「ユーザがインポートしてそのまま使う」ことを想定している
  • 一方で認証取得済のボードは例えばRX65N RSKでは、搭載されたチップの型名が「RTK50565N2S10010BE」であり、ユーザは別のチップを使った製品を開発することもある
  • その場合、しばしば、既存プロジェクトをインポートしてそれをベースラインとすることは好まれず、新規プロジェクトから作成することが好まれるケースがある
  • このため、e2 studio の新規プロジェクト生成時に、FreeRTOS(with IoT Libraries)、FreeRTOS(Kernel Only)を選択可能とした
  • こうすることで、任意のチップ、任意の初期設定でもってユーザは任意の新規プロジェクトを立ち上げることが可能となる
    • 上記スクリーンショットでは、Target Board にRX72N Envision Kitし、FreeRTOS(with IoT Libraries)プロジェクトを新規生成させる例である
    • ユーザ設計ボードを使用する際は、Target BoardにCustomを選択するとよい
    • 使用不可能な組み合わせは選べないようになっている
      • 例: FreeRTOS(with IoT Libraries)はRAM>64KBが推奨条件であるため、FreeRTOS(with IoT Libraries)が使用できないMCUが選択できないようになっている

ダウンロード方法のリスト: プロジェクト新規作成⇒ビルド⇒動作確認

  1. ルネサス FreeRTOS(with IoT Libraries) GitHub からe2 studioを用いてダウンロードする
  2. ルネサス FreeRTOS(Kernel Only) GitHub からe2 studioを用いてダウンロードする ★開発中★
    • 現状、ルネサスウェブサイトに配置したアプリケーションノートをe2 studioが読み取っているが、方式をルネサス FreeRTOS(with IoT Libraries)と合わせる方針

git クライアントを使ってダウンロードする

  • Amazon FreeRTOSはgit submoduleを活用しているので、clone時に再帰的ににgit submoduleをダウンロードする設定"--recursive"が必要
  • mainブランチは単に本家の鏡写しである
  • 特定ブランチ(rx_development_202012.00等)は特定のAmazon FreeRTOSバージョンを対象に、本家には登録されていないボード用のコードが含まれる場合がある
  • 本家には登録されていないボード用のコードリストは以下参照

mainブランチをダウンロードする

git clone --progress --recursive -v https://github.com/renesas/amazon-freertos.git

特定ブランチをダウンロードする

  • ブランチ rx_development_202012.00 のコミット番号 6d049513729c742b05b28f5a42ba7b3e201fd17e をダウンロードする例
git clone --progress --recursive --branch rx_development_202012.00 -v https://github.com/renesas/amazon-freertos.git
cd amazon-freertos
git checkout 6d049513729c742b05b28f5a42ba7b3e201fd17e

Home

  1. Home

Development Environment

  1. Setting up Development Environment
  2. How to use Development Environment
  3. How to use CS+

Tutorial

  1. Register device to AWS IoT
  2. Download the Amazon FreeRTOS
  3. Setting Amazon FreeRTOS
  4. Execute Amazon FreeRTOS and connect RX65N to AWS IoT

under construction

ホーム

  1. Home

開発環境

  1. 開発環境を揃える
  2. 開発環境を使う
  3. CS+を使う

動作確認状況

ダウンロード

チュートリアル

  1. デバイスをAWS IoTに登録する
  2. Amazon FreeRTOSをダウンロードする
  3. Amazon FreeRTOSを設定する
  4. Amazon FreeRTOSを実行し、RX65NをAWS IoTに接続する

AWSの各種サービスを使用する

  1. シャドウを使用しAWSからRX65Nを制御
  2. ElasticSearchを使用しRX65Nに接続されたセンサデータをAWSで可視化
  3. Lambdaを使用しAWS経由でRX65N間のM2M通信

Tracealyzerの活用

  1. Tracealyzerの活用

OTAの活用

  1. OTAの活用

Amazon FreeRTOSのシステムに関する考察

  1. ソフトウェアアーキテクチャ
  2. 機能ブロックとAPIプロトタイプ
  3. RXマイコンにおける実装(システムタイマとソフトウェア割り込み)
  4. スリープ機能
  5. タスク切り替えと割り込み発生時のレイテンシ
  6. ネットワークインタフェースとデバイスドライバの結合
  7. Amazon FreeRTOS Qualification Program
  8. Amazon FreeRTOS ROM/RAM容量考察
  9. Amazon FreeRTOS でFreeRTOS+TCPのみ使う方法
  10. シミュレータで動作させる
  11. 乱数生成

Amazon FreeRTOSの通信性能に関する考察

  1. TCP/IP層の通信性能評価
  2. RX72N内蔵セキュリティIPを活用したSSL/TLS層の通信性能評価
  3. Tracealyzerを用いた通信中のCPU負荷率評価

セキュリティに関する考察

  1. RX65N内蔵セキュリティIP Trusted Secure IP
  2. モノの証明書に紐づく秘密鍵等の重要データをTrusted Secure IPで秘匿する方法
  3. SSL/TLS通信のマスターシークレットをTrusted Secure IPで秘匿する方法
  4. セキュアブート/セキュアアップデートの実現方法
  5. NIST FIPS140-2 CMVPとTrusted Secure IP
  6. Trusted Secure IP と Arm TrustZone
  7. EEMBC SecureMark
  8. Trusted Secure IPの暗号処理性能評価

無線モジュールに関する考察

  1. SX-ULPGN(Silex)
  2. ESP32(Espressif)

Amazon FreeRTOS 関連外部リンク集

  1. Amazon FreeRTOS
  2. Amazon FreeRTOS の使用開始
  3. Amazon FreeRTOS ドキュメント
    1. Amazon FreeRTOS ユーザーガイド
    2. Amazon FreeRTOS API リファレンス
    3. FreeRTOS カーネルリファレンスマニュアル
    4. FreeRTOS カーネル開発者ガイド

リアルタイムOS解説動画

  1. RTOSチュートリアル(1/7):なぜRTOSは必要なのか
  2. RTOSチュートリアル(2/7):タスク
  3. RTOSチュートリアル(3/7):ハンドラ
  4. RTOSチュートリアル(4/7):システムコール その1
  5. RTOSチュートリアル(5/7):システムコール その2
  6. RTOSチュートリアル(6/7):構造と性能
  7. RTOSチュートリアル(7/7):マルチコアとRTOS

設計メモ

  1. 設計メモ
Clone this wiki locally