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Masahiko Imanaka edited this page Aug 12, 2024 · 3 revisions

現在、日本語版のデスクトップ製品は Pontoonではなく、firefox-l10n 等へのプルリクエストによってリソースを更新している。

  1. en-US との差分を確認し、gecko-l10n リポジトリーの ja / ja-JP-mac 共通リソースを更新
  2. lot-conv.py でコンバートして ja, ja-JP-mac それぞれのリソースを生成
  3. firefox-l10n / thunderbird-l10n にプルリクエスト

1. 作業対象のリポジトリー

  • 製品のローカライズは、以下の en-US リポジトリーを対象に作業する。
  • リポジトリーはクロスチャンネル共用で Release, Beta, Nightly (Daily) のリソースが含まれる。
    • バージョンが上がると、旧 Release バージョンの不要になった分が削除される。

Firefox, Toolkit, Devtools 他

Thunderbird

SeaMonkey

2. 更新作業

  • compare-localesgit diff 等で対象バージョンの差分を確認し、リソースを更新、翻訳する。
  • 反映先のリポジトリーが異なるため、Firefox/Toolkit/Devtools と Thunderbird の更新を分けること。
  • 作業対象は en-US のバグ単位ではなく、作業時点の最新リビジョンを基準としてファイル単位またはディレクトリー単位で更新する。

3. gecko-l10n へのコミット

  • 2024 年 8 月現在、約 4 週間サイクルでバージョンが上がるため、月に 2 回程度の更新を推奨する。
  • 作業内容と対象リビジョンを ja.fxtb.status に追記する。
  • コミットログは、Beta 以降のバージョンを対象として記述する。
    • 例: 129.0+: sync browser, devtools with en-US rev:1234abcd (2024-07-05)
    • バージョン部分は Beta 129.0 以降 (Nightly 130.0 を含む) ということで、「+」を付ける。
    • 日付部分は firefox-l10n-source 等ソースの commit date

4. プルリクエスト

  • 更新作業は gecko-l10n へのプルリクエスト制とし、できるだけレビュー受ける。
  • compare-locales や lot-proof.py でエラーが無いかチェックする。

5. 本家 l10n へのプルリクエスト

gecko-l10n でのレビュー・マージ完了後、lot-conv.py で ja / ja-JP-mac にコンバートしたものを、レビュアー (@marsf) が本家 l10n リポジトリー (firefox-l10n, thunderbird-l10n) にプルリクエストする。

Firefox / Toolkit / Devtools 他

Thunderbird

SeaMonkey

6. 本家 l10n リポジトリーからのフォールバック

  • 本家 *-l10n/ja から gecko-l10n へのフォールバック適用はプルリクエスト不要。直接コミットして同期する。
    • git log -- ja
    • git diff -r [rev]
  • コミット単位、コミットログもそのままコピーする。
    • part 1, 2 ... と分かれているものは、一つのコミットにまとめても良い。
  • ja / ja-JP-mac の用語使い分けのためのフィルター (@@Word@@) の適用忘れに注意する。
  • spellcheck 辞書 (en-US) も時々更新する。

メモ

  • クロスチャンネル対応のワークフロー構築 (issue #84) より
  • 2022 年 11 月に Thunderbird/SeaMonkey のリソースが gecko-strings から comm-l10n に移行した。Gecko バージョン 108.0 から。
  • lot を使わずに ja / ja-JP-mac に対応することを検討中。(issue #344)
  • 2024 年 7 月にすべてのリソースが hg.m.o から Github のリポジトリーへ移行した。Gecko バージョン 129.0 から。