インストールした後は、以下のコマンドを実行して再起動させましょう。
$ sudo reboot
再起動後しばらくすると、LTEPi for DのLEDにある2つのLEDのうち1つがオレンジ色で常時点灯となり、もう一つが点滅します。これはモデムが起動していることを表しています。
LTEPi for DのLEDが点滅していれば、セットアップは完了です!
CANDY-REDへのブラウザー接続のページを参照して、CANDY REDを動かしてみましょう。 あるいは、すでにラズパイで動作するアプリケーションをお持ちの場合は、動かしてみましょう。
もし圏外だったり、アンテナが接続されていなかったりした場合は、モデムは起動できません。LEDの表示はオレンジ色の1つのみ点灯します。 うまく動かない時はのページ にモデムが起動しない場合の対処策をまとめていますので、ご確認ください。
また、既定の設定では、U-mobileのAPN設定が反映されます。このため、お使いのSIMカードがU-mobile以外のものである場合は、以下の方法で変更する必要があります。
$ sudo candy apn set -n APN名 -u APNユーザーID -p APNパスワード
実行後、登録されているかどうかを以下のコマンドで確認することができます。
$ sudo candy apn ls
{
"apns": [
{
"apn": "APN名",
"user": "APNユーザーID",
"apn_id": "1"
}
]
}
なお、パスワードは表示されません。
設定変更を確認したら、再起動を行ってください。再起動すると変更したAPNを利用できるようになります。
$ sudo reboot
具体的なAPN設定コマンドの実行方法については、「APNの設定」をご覧ください。
また、APN設定方法には、他にファイルを使用した方法もあります。以下にファイルによる変更方法を記します。
コマンドによるAPN設定のほか、あらかじめJSONファイルにAPNを書いておき、それを読み込ませる方法によってAPN設定を変更することもできます。
まずは以下のようなJSONファイルを作成します。ファイル名は、boot-apn.json
とし、/opt/candy-line/ltepi2
ディレクトリーに保存します。
{"apn":"APN名","user":"APNユーザーID","password":"APNパスワード"}
こちらに実際のファイルがあります。
ファイルを作成後、再起動を行ってください。再起動すると変更したAPNを利用できるようになります。ただし、再起動後はboot-apn.json
が削除されます。これは、コマンドラインによるAPN設定変更が常に上書きされないようにするためです。
- インストール前に準備するもの
- インストール方法(上級者向け用途の場合)
- ltepi2-serviceの起動と停止
- CANDY-REDへのブラウザー接続
- CANDY REDのインストール方法
- うまく動かない時は
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