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     - artist: Amazing Facts Indonesia
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@@ -3,4 +3,16 @@ title:  宣教を避けるための言い訳
 date:   28/10/2023
 ---
 
-### <center>この日課はまだ完了されていません。もう少し後で戻ってきてください。</center>
+> <p>暗唱聖句</p>
+> そのとき、わたしは主の御声を聞いた。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか。」わたしは言った。「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」(イザヤ 6:8、新共同訳)
+> <p></p>
+> わたしはまた主の言われる声を聞いた、「わたしはだれをつかわそうか。だれがわれわれのために行くだろうか」。その時わたしは言った、「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」。(イザヤ 6:8、口語訳)
+
+### 今週の聖句
+ヨナ 1-4 章、ナホム 1:1、列王記下 17:5、6、詩編 24:1、ヤコブ 1:27、イザヤ 6:1-8
+
+宣教に召された人はみな、アブラハムのように従順だったわけではありません。ヨナはその一例です(ヨナ 1 - 4 章を参照)。神はヨナをアッシリアの首都ニネベの人たちに呼びかけるよう召されます。現在のイラクにあったこの都市は、エルサレムから 900 キロほど離れており、旅をすれば、ゆうに 1 か月かかりました。ヨナは行くことを拒んだだけでなく、反対方向に逃げました。ヤッファに着いた彼は、タルシシュ(現在の南スペイン)行きの乗船券を買いました。3200 キロの航海は、天候にもよりますが、少なくとも 1 か月はかかったでしょう。ヨナはアッシリアの王と対立したくなかったので、ニネベに行くのにかかる 1 か月を利用して、ニネベから遠ざかったのです。神の人である彼が、なぜそのようなことをしたのでしょうか。
+
+ニネベの人々は、不道徳と残酷さで知られ、イスラエルやユダをこれまでに攻撃したこともありました。にもかかわらず、神はヨナにニネベに行かせ、その大いなる悪に対して抗議の叫びを上げるように召されました(ヨナ 1:2)。ここでの言い回しは、創世記 18:20、21 でソドムとゴモラについて、神がアブラハムにお用いになった言い回しとよく似ています。しかし、これから見ていくように、ヨナはアブラハムではありませんでした。
+
+私たちはヨナの態度から、宣教を避けるための言い訳について、何を学ぶことができるでしょうか。

src/ja/2023-04/05/02.md

@@ -1,6 +1,19 @@
 ---
-title:  日課
+title:  私たちの言い訳─恐れ
 date:   29/10/2023
 ---
 
-### <center>この日課はまだ完了されていません。もう少し後で戻ってきてください。</center>
+`ナホム 1:1、3:1-4、列王記下 17:5、6、19:32-37 を読んでください。これらの聖句は、ニネベについて、またアッシリアとイスラエルの関係について、どのようなことを明らかにしていますか。この関係は、代わりにタルシシュへ行くというヨナの決断に、どのような影響を与えたでしょうか。`
+
+ヨナがニネベに行きたくなかった理由の一つは、恐怖心だったかもしれません。アッシリアは恐るべき敵であり、ニネベはその王国の首都でした。
+
+「イスラエル王国が分裂していた時代の古代世界の都市の中で、アッシリア帝国の首都ニネベは最大の都市の一つであった。......ニネベは、物質的に繁栄するとともに、犯罪と不正の中心地であった。霊感は、ニネベの特徴を、『血を流す町。その中には偽りと、ぶんどり物が満ち』ていると描写している。預言者ナホムは、象徴的言葉を用いて、ニネベを残忍な飢えた獅子にたとえている。『あなたの悪を常に身に受けなかったような者が、だれひとりあるか』」(『希望への光』491 ページ、『国と指導者』第 22 章)と。
+
+ニネベは壮大な都市でした。歴史家によると、センナケリブ王はこの都市を
+大きく拡張し、南西に巨大な宮殿を建設しました。その大きさは、503 メートル× 242 メートルで、少なくとも 80 の部屋を持っていたといいます。彼はまた、 65 キロメートルほど離れたところから水を運ぶために、18 の運河も造りました。その規模だけでも、圧倒されたことでしょう。
+
+しかし、アッシリア人は残忍でした。センナケリブは、バビロン征服についての記述の中で、老若男女の住民の死体で通りを埋め尽くしたと自慢しており、発掘調査で見つかったレリーフには、兵士が犠牲者を突き刺す場面が描かれています。彼らは、あなたが関わりたくないと思うような人々であり、自分たちが気に入らない人間には、不当に残酷な暴力を振るうことをいといませんでした。ヨナは、ニネベの大群衆の中を歩く自分の姿を想像するだけで、怖くて身震いしたに違いありません。
+
+にもかかわらず、しばしば私たちは、ヨナが恐怖に負けて神の指示を実行できなかったことを非難しながら、彼の物語を読むのです。私たちは、自分も同じようになりうることを忘れています。つまり、神に支配していただくのではなく、恐怖によって支配されてしまうことがあるのです。
+
+`神から何かを命じられたとき、恐怖心から本当はやりたくないと思ったときのことを思い返してください。その経験から、どんな教訓を学びましたか。`

src/ja/2023-04/05/03.md

@@ -1,6 +1,14 @@
 ---
-title:  日課
+title:  私たちの言い訳─誤った見方
 date:   30/10/2023
 ---
 
-### <center>この日課はまだ完了されていません。もう少し後で戻ってきてください。</center>
+嵐がやって来たとき、ヨナは自分を責めました(ヨナ 1:1 - 12)。彼の態度は、当時多くの人が抱いていた神や「神々」に対する世界観や理解を示しています。彼らは、さまざまな神々がそれぞれの土地を支配していると信じる一方、海は悪霊たちの混沌とした領域であると見なしていました。船乗りたちの世界観によれば、その怒りを鎮めるためには生いけ贄にえが必要でした。ヨナはヘブライ人ですが、どうやら当時の伝統的な信仰に影響された世界観を持っていたようです。
+
+`ヨナ 2:2-4(口語訳 2:1-3)、8-11(同 7-10)を読んでください。これらの聖句は、ヨナが神の摂理をいかに理解し始めたかについて、どのようなことを明らかにしていますか。`
+
+ヨナは、人々がヤハウェを自分たちの神と主張している地域から逃げていましたが、外国の文化圏を旅しているときでも、ヤハウェが依然として主権者であることを(苦労して)学びました。風も波も神のものであり、魚も同様です。「地とそこに満ちるもの/世界とそこに住むものは、主のもの」(詩編 24:1)。ヨナの心は、地と海の主である神に向けられ、彼は告白して救われました。
+
+私たちも、神と神が私たちに期待されていることについて、誤解することがあります。よくある誤解は、神が私たちに望んでおられるのは、自分自身の救いに専念し、周囲のこの世の悪から自分を遠ざけることである、というものです。私たちは、「世の汚れに染まらないように自分を守る」ように命じられていますが(ヤコ 1:27)、私たちの焦点は、困窮している人々に、どのように神の祝福と希望をもたらすかにあるべきです。
+
+宣教への神の召しを受け入れることを妨げるもう一つの誤解は、成功は自分自身にかかっていると信じることです。ヨナがニネベを救えなかったように、私たちは魂を救うことができません。ただし、私たちは宣教に対して「救い主」のような考え方を持つことはできます。私たちが召されるのは、自分で救いを成し遂げるためではなく、神の救いの働きに協力するためです。私たちは、神によっていかに変えられつつあるかについて、神をほめたたえる証をしますが、人々を神のもとに引き寄せることができるのは、神ご自身だけです。私たちは真理の種をまくことはできますが、心を変えることができるのは神だけです。私たちは、自分の役割と神の役割をしばしば混同しますが、そうなると誰もが証をしない言い訳を見つけることができます。確かに神はヨナを用いられましたが、ニネベの人々を立ち帰らせたのはヨナではなく、唯一の神でした。

src/ja/2023-04/05/04.md

@@ -1,6 +1,18 @@
 ---
-title:  日課
+title:  私たちの言い訳─不都合
 date:   31/10/2023
 ---
 
-### <center>この日課はまだ完了されていません。もう少し後で戻ってきてください。</center>
+魚の腹の中でのヨナの経験(ヨナ 2 章参照)は、神の愛と憐れみの劇的な出来事でした。そして、ヨナの祈りは、彼が神の愛のメッセージを聞き逃さなかったことを明らかにしています。しかし、神との驚くべき出会いがあったからといって、それまでの彼の思考習慣や態度が簡単に変わるわけではありません。たとえ、ニネベに行ったとしてもです。
+
+`ヨナ 3 章を読んでください。ヨナの説教に対して、人々はどのように反応しましたか。私たちが証しすることについて、ここにはどんな教訓がありますか。`
+
+ニネベの人々に対するヨナの個人的な感情がどうであったにせよ、彼は神から言われたことを説き、その結果、驚くべきことが起こりました。ニネベの人々は悔い改めに導かれたのです! 確かにヨナは、自分がやりたくないことをやるために、多くのことを経験しなければなりませんでしたが、彼がそれをしたとき、神は栄光をお受けになったのです。
+
+このように、神の宣教は、たとえ不本意であっても、犠牲をいとわない人の肩に担われて前進しています。私たちの価値観は、失われた人々に対する神の優先順位に道を譲らなければなりません。ヨナのように、私たちも偏見を抱いて、ある人や集団に手を差し伸べることをためらってしまうことがあります。
+
+偏見と向き合うには、謙虚さが必要です。また、宣教には時間と精神的エネルギーが必要です。他人の人生に投資し、その人を心から世話することは、負担になることがあります。私たちが自分自身の生活や問題に追われるストレスの多い時代に、精神的な支援をすることは、あまりにも大変なように思えるかもしれません。
+
+そして最後に、宣教に参加すると、しばしば、お金に対する私たちの考え方や使い方を変えることが求められます。人々の世話をするため、書籍や支援活動の材料を購入するため、あるいは宣教活動のための時間を確保するためにサービスや便利なものにお金を払うためなど、宣教に関連した費用が発生します。どのような形であろうと、宣教活動には犠牲が必要です。
+
+ありがたいことに、ヨナには力が不足していましたが、神がニネベの人々を悔い改めさせるために力強く働いてくださいました。しかし、悲しいことに、ヨナは天国の喜びの祝福を共有することができませんでした。

src/ja/2023-04/05/05.md

@@ -1,6 +1,18 @@
 ---
-title:  日課
+title:  私たちの言い訳─不快な対立
 date:   01/11/2023
 ---
 
-### <center>この日課はまだ完了されていません。もう少し後で戻ってきてください。</center>
+「ああ、主よ、わたしがまだ国にいましたとき、言ったとおりではありませんか。だから、わたしは先にタルシシュに向かって逃げたのです。わたしには、こうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方です」(ヨナ 4:2)。なんとすばらしいヨナの祈りでしょう! いや、本当にそうでしょうか。
+
+`ヨナ 4 章を読んでください。ヨナの何が間違っていたのでしょうか。`
+
+ヨナは、神が彼を遣わされた人々に深い憎しみを抱いていたため、彼が語ったニネベに対する滅びの宣告が実現しなかったことを知ると、面目を失うくらいなら死んだほうがましだと感じました。ヨナは、ニネベがソドムやゴモラのようになることを望んでいました。彼は、この憎むべき人々に対する神の裁きを望んでいたのです。それが実現しなかったとき、ヨナの世界観は根底から揺さぶられ、彼は自分の世界がひっくり返るくらいなら、むしろ死にたいと思いました。
+
+ヨナの物語の中で、神は二度目に、説教や格言ではなく、体験をもってヨナに向き合われました。世界観は要求に応じて形成されるものではありません。また、私たちが新しいことや異なることを聞いたからといって、変わるものでもありません。世界観は多くの場合、人生経験に基づいて形成され、それがどのように解釈され、説明されるかによって変化するのです。
+
+神がヨナに与えられた新しい体験は、彼自身が自分の歪ゆがんだ世界観に気づくためのものでした。神は、ある植物を 1 日で奇跡的に大きく成長させ、ヨナを炎天下から守るのに十分な日陰を提供されました。ヨナは、奇跡を起こされた神ではなく、その植物に感謝しました。彼はその植物を受けるに値しない者に与えられた奇跡だとは思わず、自分の良い働きにふさわしい当然の祝福だと見なしたのです。植物が枯れたとき、その不幸な出来事は、ヨナを怒らせ、彼の自尊心を不安定にさせ、自殺願望を募らせました。
+
+このあと、神は穏やかな声でヨナに、ニネベの何千もの男、女、子ども、動物よりも、1 本の植物を大切にすることがいかに愚かであるかを教えられました。
+
+`この物語は、ヨナが悔い改めるという結末で終わっていません。むしろ、未完成のこの物語は私たちに問いかけてきます。神が関心を寄せられている、邪悪な者、ならず者、世界中の伝道がなされていない地域の人々のために、私たちは何をするでしょうか。`