Windowsの文字レンダリングにおいて、ビットマップを削除し、gridfitを無効にするようにフォントを修正します。
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Windows 10バージョン1703 (Creators Update) から、内蔵のTrueTypeレンダラーが縦方向のアンチエイリアスを対応するようになりました。新しいアンチエイリアスモードは、実際には16× SSAAだが、(それでもFreeTypeに搭載されている積分法のアンチエイリアスより著しく劣る、)以前よりはるかに改善され、特に日本語の表現力が劇的に向上します。残念なことに、この機能は一部のフォントの特定のサイズに対してのみ有効です。
このツールを使えば、ほとんどのTrueTypeアウトラインフォントに対して縦方向のアンチエイリアス処理を有効にすることができ、ビットマップも削除できるので、高DPIディスプレイでの書体の見栄えが格段に良くなります。
下の画像は100%の表示倍率で見る必要があります。
Before FaithType: 新たなWindows 10バージョン21H1のインストール。
After FaithType: フォントはFaithTypeで修正しました。また、LCDフィルターを無効にしました。
FreeType(参照): Fedora Linux 34。ヒンティングとLCDフィルターを無効にしました。
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最新のリリースをダウンロードします。
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ZIPファイルを展開します。
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Auto-Patch-Then-Install.ps1
を右クリックし、「PowerShellで実行」を選択します。 -
スクリプトが自動的にフォントを処理し、
C:\Windows\Fonts\FaithType
にインストールするのを待ちます。 -
終了すると、ウィンドウの下部に「Press Enter to exit」と表示されます。エラーメッセージが表示されていないか確認してください。
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システムを再起動します。
アンインストールする場合は、Auto-Uninstall.ps1
を右クリックして「PowerShellで実行」を選択します。その後、システムを再起動します。再インストールの前には必ずアンインストールを行ってください。
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最新のリリースをダウンロードします。
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ZIPファイルを展開します。
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ターミナル(コマンドプロンプトまたはPowerShell)を開きます。
cd FaithTypeのパス\
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使用方法を読みます(英語):
.\faithtype.exe --help
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フォントファイルを処理します:
mkdir "C:\Windows\Fonts\FaithType" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\meiryo.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\meiryo.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\msgothic.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\msmincho.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\msmincho.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\YuGothB.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothB.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\YuGothL.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothL.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\YuGothM.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothM.ttc" .\faithtype.exe "C:\Windows\Fonts\YuGothR.ttc" -o "C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothR.ttc"
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オプション: ヒンティングを再生成したい場合は、このステップでttfautohintを使います。
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修正したフォントファイルを開く可能を確認します。
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レジストリを設定します:
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Fonts] "Meiryo & Meiryo Italic & Meiryo UI & Meiryo UI Italic (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\meiryo.ttc" "MS Gothic & MS UI Gothic & MS PGothic (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\msgothic.ttc" "MS Mincho & MS PMincho (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\msmincho.ttc" "Yu Gothic Bold & Yu Gothic UI Semibold & Yu Gothic UI Bold (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothB.ttc" "Yu Gothic Light & Yu Gothic UI Light (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothL.ttc" "Yu Gothic Medium & Yu Gothic UI Regular (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothM.ttc" "Yu Gothic Regular & Yu Gothic UI Semilight (TrueType)"="C:\Windows\Fonts\FaithType\YuGothR.ttc"
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システムを再起動します。
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なぜビットマップを削除するのですか?
OpenTypeはグレースケールのビットマップを対応しますが、Windowsに内蔵されているビットマップフォントはすべて白黒バージョンしか含んでいません。この問題は、すでに画素数が多いHi-DPIディスプレイでも発生します。
また、ビットマップフォントの中には、ClearTypeを無効にしたときにしか読み込まれないものがあります。通常は問題ありません。しかし、現在のClearTypeは壊れているので(下記参照)、ビットマップを削除する必要があります。
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なぜgridfitを無効にするのか?
Windowsに内蔵されているフォントは、TrueTypeヒンティングを使用してアウトラインを強いgridfit傾向があり、高解像度の画面でも文字がブロック化てしまいます。古いVGAコネクタやキャリブレーションされていないディスプレイを使用している人の中には、そのスタイルのコントラストとシャープネスが高いと主張する人もいます。しかし、私にとっては、強いgridfitの文字は、数分読むと頭が痛くなります。
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なぜ
gasp
テーブルをパッチするのか?Windows 10バージョン1703と1903の間のどのバージョンかでClearTypeが壊れてしまったからです。「ClearTypeテキスト チューナー」でLCDフィルタを無効にすることができなくなっています。[ 調査 ]
LCDフィルタは、本来1:1の表示倍率で液晶ディスプレイ用に設計されています。つまり、プロジェクター、テレビ、ペンタイル配列のディスプレイ、ピボット対応のディスプレイ、スクリーンキャスト、スクリーンショット、Web会議、スライドショー、DPIスケールが必要の古いアプリなどでは、LCDフィルタを使用してはいけません。「Microsoftペイント」のテキストツールで描かれた文字も、LCDフィルタがかかっている。
また、ClearTypeを完全に無効にすると、不具合が発生したり、特定のフォントが読むにくくなります。解決策の一つは、これらのフォントをFaithTypeで処理することです。FaithTypeは、ClearTypeをオフにしたまま、双方向のアンチエイリアスを有効にするように
gasp
テーブルをパッチします。
古いバージョンの(Mac) OS XのTrueTypeレンダラーは、低DPIディスプレイでコントラストを維持するために筆画を太くしました。Windowsでは、筆画を太くすることはできません。私の経験では、1.3pxが読みやすい最小限の太さですが、Windowsに内蔵のフォントはあまりにも細すぎます。
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ガンマ値を
0x00000898
から0x00000708
に変更するで改善可能:Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Avalon.Graphics\DISPLAY1] "GammaLevel"=dword:00000708
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他の方法としては、ttfautohintを使ってTrueTypeヒンティングを再生成し、筆画を太くします。
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究極の解決策は、Hi-DPIモニターを購入することです。
アプリの開発が対応するGUIフレームワークによっては、技術的な制限があるかもしれません。
- Java:カスタムパスにインストールされたフォントをロードできません。
- Qt:文字の周囲のピクセルが欠けることがあります。誤ったガンマ値が選択され、文字が予想より暗く表示されることがあります。
- WPF(例えばVisual Studio):双方向のアンチエイリアスは対応しません。
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Microsoft Yahei(微软雅黑)、Microsoft Jhenghei(微軟正黑體)、そしてMeiryo(メイリオ):
このフォントのヒンティングは、縦方向のアンチエイリアスに不具合があります。ヒンティングを削除する必要があります。
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Monotype Courier New:
Monotypeは、インクが紙の上に広がった後の形状にはなく、IBMタイプライターの細い金属活字に参考してデザインしました。この理由より、「Bitstream Courier 10 Pitch」に代用してください。
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バージョン4.55以前のDynaLab MingLiU(華康細明體)、DynaLab BiauKai(華康標楷體):
このフォントはTrueTypeヒンティングが必要です。ヒンティングを削除しないでください。
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