ウェブサイトのスクリーンショットを撮影するツールです。
- Puppeteerを実行してページのスクリーンショットを撮影します
png
、pdf
、note
の3つの形式で出力できます- スクリーンショットはデスクトップとモバイルの2つのサイズでそれぞれ撮影します
npx @d-zero/print -f <listfile> [--type <png|pdf|note>] [--limit <number>] [--debug]
npx @d-zero/print <url>... [--type <png|pdf|note>] [--limit <number>] [--debug]
リストをファイルから読み込むか、URLを直接指定して実行します。
実行した結果は.print
ディレクトリに保存されます。
-f, --file <filepath>
: URLリストを持つファイルのパス<url>
: 対象のURL(複数指定可能)-t, --type <png|pdf|note>
: 出力形式(デフォルト: png)png
: PNG画像(モバイルとデスクトップの2つが生成されます)pdf
: PDFファイル(ブラウザの印刷機能を使用、Print CSSが適用されます)note
: PNG画像のスクリーンショットに対してメモ欄付きのPDFファイルが生成されます
--limit <number>
: 並列実行数の上限(デフォルト: 10)--debug
: デバッグモード(デフォルト: false)
https://example.com
https://example.com/a
https://example.com/b
ID:ABC https://example.com/c
ID:XYZ https://example.com/xyz/001
# コメント
# https://example.com/d
URLの手前に任意のIDを付与することで、出力ファイル名にIDが含まれます。ホワイトスペースで区切ることでIDとURLを分けることができます。 IDが指定されていない場合は、連番がIDとして使用されます。連番は1から始まり、3桁のゼロパディングされた数字として出力されます。空行を除いた行数が連番として使用されます。
#
で始まる行はコメントとして無視されます。
Frontmatterのhooks
に配列としてスクリプトファイルのパスを渡すと、ページを開いた後(厳密にはPuppetterのwaitUntil: 'networkidle0'
のタイミング直後)にそれらのスクリプトを実行します。スクリプトは配列の順番通りに逐次実行されます。
---
hooks:
- ./hook1.cjs
- ./hook2.mjs
---
https://example.com
https://example.com/a
︙
フックスクリプトは、以下のようにエクスポートされた関数を持つモジュールとして定義します。
/**
* @type {import('@d-zero/print').PageHook}
*/
export default async function (page, { name, width, resolution, log }) {
// 非同期処理可能
// page: PuppeteerのPageオブジェクト
// name: サイズ名('desktop' | 'mobile')
// width: ウィンドウ幅
// resolution: 解像度
// log: ロガー
// ログイン処理の例
log('login');
await page.type('#username', 'user');
await page.type('#password', 'pass');
await page.click('button[type="submit"]');
await page.waitForNavigation();
log('login done');
}
例のように、ページにログインする処理をフックスクリプトに記述することで、ユーザー認証が必要なページのスクリーンショットを撮影することができます。
Basic認証が必要なページの場合はURLにユーザー名とパスワードを含めます。
例: https://user:[email protected]