<aside> 要素のアクセシビリティマッピングの変更が各ブラウザーに反映されている

[kubosho]

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<aside> 要素のアクセシビリティマッピングが変更

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まず、記事の公開ありがとうございました。この記事のおかげでHTML Accessibility API Mappings 1.0の存在を知ることができました。

さて該当の記事では、ブラウザ対応状況について下記のように書かれています。

Scott O'Hara 氏が Webkit(bugs.webkit.org)、Chromium(bugs.chromium.org)、Firefox(bugzilla.mozilla.org)にバグを立てていますが、今のところ（2022年4月14日現在）どれも反映はされていません。従来どおり、使用箇所に関わらず complementary ロールの扱いとなります。

Web ページの制作に際しては、まだブラウザが対応していないため最新の HTML Accessibility API Mappings(W3C)を前提にしたマークアップは時期尚早と言えるでしょう。今しばらくは WAI-ARIA Authoring Practices の注意(W3C)に従い、<aside> 要素はトップレベルのランドマークとなる場所でしか使わないとするのが良いかと思います。

ただ現在（2024年12月31日）では主要なブラウザーでの対応が進み、HTML Accessibility API Mappings 1.0の仕様に沿っているようです。

なので対応するブラウザーバージョンの範囲によっては、aside要素をより柔軟に使えるようになっていそうです。

各ブラウザーの確認結果

下記はすべてmacOS 14.6.1で確認した結果です。各ブラウザーは最新の安定版です。

• WebKit: 235065 – AX: HTML AAM Update to aside mapping
  • 2023年11月10日に変更がNightly Buildに反映
  • Safari v18.0.1 (19619.1.26.111.11, 19619) では反映済み
• Chromium: Conditional role mapping for aside element [40815526] - Chromium
  • 2023年2月1日にステータスがMarked as fixedに変更
  • Chrome v131.0.6778.205 では反映済み
• Firefox: 1749505 - Conditional role mapping for aside element (WPT html-aam/roles-contextual.html el-aside-in-section-without-name)
  • 2024年3月5日（PST）にステータスがresolvedに変更
  • Target Milestoneは「125 Branch」と書かれている
  • Firefox v133.0.3 では反映済み

確認用のJSFiddle

https://jsfiddle.net/krhqc3uo/

何を期待するか

何か期待していることはなくて、記事修正をする・しないも任せます。このissueは記事を見て今の状態がどうなっているか気になって調査し、その結果を公開された場に残したくて書きました。

[SaekiTominaga]

@kubosho
コメントありがとうございます。
年をまたいでしまうと思いますが、こちらでも最新状況を確認し、必要に応じて追記など検討します!